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後施工金物。 これを使ってせいのある(幅の厚い)材で補強していきます。 後から梁や柱を追加するのはなかなか大変で、この金物はとても役に立ちました。 せいが高くなるとドリフトピンを入れる穴も増えますので、材の加工精度も要求されます。 今回はせいが8寸を4本。 補強工事で一番大変で、緊張した部分です。 古い材を外した瞬間にガシャーンなんてこと無いように細心の注意をはらいました。 なんせ素人大工です・・ 仕事で建築中の現場にいくたび必要以上に家の作り方を見てました。 そしていよいよ筋交いをわたしていきます。 これが入ると家ががっちり見えてきますね。 日本の古い作りは筋交いは入ってません。筋交いは近年の在来工法ですね。 本来の日本の建て方は柔構造で、免震システムになってます。 土壁が衝撃を吸収し、金物を使わない構造は固くなく建物全体で地震の揺れを吸収してました。 現在の建築現場に行くと、ガチガチ金物まみれ工法です。一見固く頑丈な作りに見えますが、 実際に地震がきたら金物全てがひん曲がり全部交換しなくちゃだめかなって思います。 理想的な古民家の構造は理解しつつも、今回のリフォームは大部分が金物に頼っています。 スピードと後施工の施工性の良さ、素人大工でも設計図どおりに刻めば簡単に組めることから この方法を選びました。 #
by kyobokino
| 2013-03-14 01:08
| 古民家再生
いよいよ鴨居を外す準備ができてきました。 家が傾かないように荷重を支える工事がおわりました。 ほんとに外しても大丈夫か・・ でかい木槌でガンガン殴っていると、ドスン!落ちました。 無残なお姿です。長いあいだご苦労様でした。 うん、落ない、傾かない。 よかった~ 柱も新しく立て直し。 耐震補強のメインがようやく終わりかけてますが、時間切れ・・ 週一の仕事ではなかなか進みません。 早く床組をして大空間が見たい。 #
by kyobokino
| 2013-02-15 00:33
| 古民家再生
元土間の屋根裏は妻のアトリエショールーム。 土壁に小屋組・・なんとも味わい深い空間になってます。 しかし、土壁がかなり痩せてきてすきま風ビュービュー状態。 そこで土とスサをこねくり補修に望みます。 はじめて土壁をこねくり回した感想は・・おお!ミルキーウェイ! 子供の頃に友達とこねくり回した泥遊び、ミルキーウェイ!と言いながらこねくり回した あの感覚が蘇りました・・ 写真にはスコップが写ってますが、実際は土の粘度が強すぎてとても混ぜれませんでした。 結局、子供の頃と同じ手でこねくり回しました。 妻が頑張って隙間に塗りこんでます。 手が腱鞘炎になる!さすがの彫刻家も悲鳴をあげております。 月ちゃん、ギャッベの絨毯の上で我が物顔です。 全く手伝う気なんてありません・・ 一つ問題が発生。 塗った土が荒壁と定着せず、薄く塗った部分がペリペリと剥がれてきた・・ うーむ、素人め・・さっそく解決策を調べよう。 #
by kyobokino
| 2013-02-07 00:41
| 古民家再生
新しく購入した材料はもちろん矩(かね:材料の直角)がしっかりでてます。 しかし、古材はそういうわけにはいかないですね。 長い年月をかけて反りくり返ってきてるので、鑿で削って微調整。 黒い筋は虫食いの跡・・気にするな! 梁受け金具。後施工するにの役立ちます。 ほんとにうまくいくのか?ドキドキしながら頭のイメージに近づくように、行き当たりばったりで 工事。 学生の頃、世話になった舗装会社コーリンの社長に安く譲っていただいた足場が大活躍です。 10年以上かけてコツコツ集めた電動工具たちもここぞとばかりに大活躍。 親父の腰が悲鳴を上げながら無事に梁が上がりました!おお、なんとか形になったなぁ~ 二人で充実感にひたっておりました。 #
by kyobokino
| 2013-02-07 00:08
| 古民家再生
雨漏りによるシロアリ被害の大きい北側は特に補強が必要です。 同じように柱を立てていきます。 北側は一面壊滅状態のため、柱・胴差しなど総入れ替え。 気合をいれなければ・・ 一本づつ願いをこめて・・ お願い神様、今地震をおこさないでね・・ 月はいつでものんきにしてます。 耐震については、ほぼ直感的に補強していってます。 自分は大工でも建築士でも設計士でもなく、ただのものづくりなのだから。 でもある程度の勉強はしております、ストーブの施工には建築の知識も十分必要ですから。 あ、私現在ストーブ屋です・・ #
by kyobokino
| 2013-02-06 23:35
| 古民家再生
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